祈りの弾丸をあなたの胸に撃ち込めたのなら

悲しみに暮れて泣くこともなかったでしょう

 

憎悪の爪痕をあなたに残せたら

絶望に咽び泣くことは無かったでしょう

 

冷たく眠る

その姿に口付けを落とせたのなら

眠れる夜を慰めることも無かったでしょう

 

狂おしいまでのこの感情を知らない

この滾る心を表す言葉を知らない

知らないからこそ求めるのか

知りたいと求めるのか

 

答えは今も出ないまま

訪れる闇に身を委ねて揺れている