門が開くと詩人が謡う
その門の先に何があるかとは言わずに
新しい日々があるのだと謡う
その新しい日々は
この闇を照らし
この光を迎える
白い道化師に誘われる太陽
漆黒の魔女に救われる王
死せる少女と共に歩む悪鬼
各々の運命の行く末に絶望が待とうとも
彼らは足を止めず
歩み続けよう
この新しい日々が始まる日を
知っているかのように
詩人は謡う
幾千の賛辞を
幾億の謝礼を
新しい日々に手を振ろう
ようこそ
新しき日々
どこまでも続く道への入り口
幸せな一年をあなたに