救いなどなく

この世界はいつまでも闇ばかり

強い光に惹かれ集まる

羽虫を嘲笑う

 

希望が明るければ明るいほど

己が生きる闇の濃さに絶望する

 

甘い痛みが誘う快楽

唯一の救いだと縋り付く

 

涙のように流るる

真紅の血潮

それだけが

この命を現実に繋ぎ止める