電気を消して。

 闇に包まれた貴女の腕を戒める。

 綺麗な瞳隠して口塞ぐ。

 

「大好きだよ」

 

 愛の言葉囁いて。

 耳に軽く歯を立てて。

 苦痛に歪む顔を愛してる。

 

「ずっ…と、愛し続けるよ」

 

 邪魔な服を剥ぎ取って。

 白い素肌に触れれば。

 貴女の熱が上がる。

 微熱の中で貴女が悶える。

 

 甘い声が頭蓋に響く。

 首筋に舌を這わせて。

 震える躯に痕を刻む。

 白い皮膚に浮かぶ真紅の華。

 

「僕以外は見ないでね…ずっと」

 

 白い目隠し赤く染まる。

 愛液滴る床に落ちた

 二つの球体。

 綺麗な貴女の瞳。

 

 痛みにもがく貴女を抱き締めて。

 濡れた蕾押し開く。

 罪の意識に苛まれながら

 耐え難い恍惚に微笑んで。

 

 その背中に口付け落とす。

 愛していると囁きながら。

 

 その乳房掴んで。

 奥にある心を抉り出す。

 

 僕だけのもの。

 

 徐々に冷たくなる

 貴女の中に僕の熱。

 混ざって溶けて。

 

 動かない貴女を愛して

 僕は抱き締める。